輸血の適正使用については、「安全な血液製剤の安定供給の確保用等に関する法律(血液法)」に基づき推進されて来ました。近年、少子高齢化により献血可能人口は減少の一途をたどる一方、患者は増大する傾向にあります。将来的には、輸血する血液が足りなくなる可能性もあり、適正輸血を広く推進していく必要があります。
この活動の一環として、平成27年度は、「適正輸血を推進するためのキャッチフレーズ&標語作品」を募集したところ、147作品の応募がありました。応募作品の中で、その内容から、患者さんの目に触れても誤解を招かないので院内何処にでも掲示できるもの、また、患者さんの目に触れた場合に輸血に対する誤解を招く恐れのあるため医療関係者限定で掲示する2部門に分け、全応募作品の中から最優秀作品2作品と優秀作品4作品を選出し、平成28年2月20日(土)に開催された第7回埼玉輸血フォーラムで表彰式を行いました。
平成28年度は、最優秀作品2作品についてポスターを作成し、埼玉県内の医療機関に配布しました。今後、このポスターを院内に掲示していただくとともに、説明会やセミナーなどの場において効果的に活用していくことで、適正輸血の推進につなげていきます。
キャッチフレーズ・標語作品
最優秀作品
☆考えて!本当に必要?その輸血!
小杉 知宏 自治医科大学附属さいたま医療センター
☆限りある みんなの血液 大切に
金井 優弥 三郷中央総合病院
優秀作品
☆データ見て 患者指向の 輸血量
伊東 靖男 佐々木記念病院
☆減らそう なくそう 過剰輸血
小ノ 直矢 埼友草加クリニック
☆適正な 輸血で命 つなぐ愛
新井 香那 藤村病院
☆たいせつに 使っていこう 命の輪
中島 智美 小川赤十字病院
ポスター@,Aについては、その内容から患者様に輸血に対する誤解を招くことも考えられます。
@,Aのポスターを掲示する際は、患者様の目に触れない場所への掲示をお願いします。
- お問い合わせ先:
〒337-0003
埼玉県さいたま市見沼区深作955-1
埼玉県合同輸血療法委員会事務局(埼玉県赤十字血液センター学術課)
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